1.シャンプーの仕方を見直す
シャンプーは乾燥を引き起こす原因になりやすい習慣です。まずはシャンプーの方法を見直してみましょう。
刺激の少ないシャンプーに変える
頭皮の乾燥を改善するためには、刺激の少ないシャンプーを使用しましょう。
ぬるめのお湯を使う
シャンプー時のすすぎは怠らず、しっかり洗い流しましょう。十分なすすぎが行われないと、シャンプーや汚れが頭皮に残り、乾燥の原因となります。洗い流す目安の時間は3分ほどです。
また、髪をすすぐ際に使用するお湯の温度にも注意が必要です。頭皮への刺激を避けるため、約38℃のぬるま湯を使いましょう。
熱すぎるお湯は皮脂を過剰に洗い流し、乾燥を悪化させてしまう可能性があります。
指の腹で洗う
シャンプー剤は手のひらでよく泡立て、指の腹を使って優しく頭皮になじませることが大切です。
爪を使ってゴシゴシと洗うと、頭皮に傷をつけてしまい、炎症を引き起こす可能性があります。
(2)髪の乾かし方を見直す
髪を乾かす際は、ドライヤーの使用に気をつけましょう。以下のポイントを意識して、乾燥を防ぎながら手早く乾燥することが大切です。
長時間濡れたままにしない
髪を洗った後、頭皮や髪を濡れたままにしておくことは避けましょう。濡れた状態が長く続くと、雑菌の繁殖を招く可能性が高まります。雑菌が頭皮に増殖すると、頭皮のターンオーバーが乱れ、乾燥が進んでしまうでしょう。
ドライヤーの前にタオルドライをする
髪を乾かす際、まずタオルで髪と頭皮を優しく包むように拭き取りましょう。タオルドライを行うと、余分な水分を取り除き、ドライヤーの時間を短縮できます。
短い間に高温の風を当てることが、頭皮への熱によるダメージを軽減する手助けとなります。
ドライヤーは頭から離して使う
ドライヤーを使う際は、髪から約10cm以上離しましょう。最初に髪の根元を中心に温風を当て、指を使って髪を動かすと、根元にしっかりと風が届きます。
髪が半乾きの段階になったら、毛先に向けて乾かしていきましょう。完全に乾いた後もドライヤーを当て続けないように注意してください。
(3)生活習慣を改善する
生活習慣の改善は、健康な頭皮を維持するために不可欠です。バランス良い食事をとるようにしましょう。
野菜や魚に含まれるビタミンB・Cなどの栄養素は、頭皮環境を整えるために必要です。一方で、油っぽい食事、甘いもの、アルコールの過剰摂取は頭皮の乾燥を促進させる可能性があるため、控えましょう。
また、ストレス解消と良質な睡眠は頭皮の血行を改善するのに役立ちます。十分な睡眠と質の高い休息を確保し、早寝早起きを心がけ、寝る前のスマホの利用を控えるなど、睡眠の質を向上させましょう。
(4)頭皮のマッサージをする
頭皮のマッサージは、健康な頭皮状態を維持するために効果的です。入浴後、頭皮が柔らかい状態で行うのがおすすめです。
(5)頭皮の保湿ケアをする
頭皮ケアローションを使用することで、頭皮の健康を維持し、乾燥による不快な症状を軽減できます。
頭皮ケアローションは頭皮の「化粧水」ともいえる存在で、頭皮をしっかり保湿し、乾燥から守ってくれるでしょう。
頭皮ケアローションには多種多様な成分が含まれており、それによって保湿力や使用感が異なります。
精油系の成分を多く含む頭皮ケアローションもあり、香りでリラックスできたり、頭皮の嫌な臭いを和らげたりできます。
(6)頭皮の紫外線対策をする
紫外線による頭皮の乾燥や損傷を防ぐために、紫外線対策を心がけましょう。
髪の薄い部分、特に生え際や分け目などは紫外線の影響を受けやすい箇所です。日常生活で外出する際には、帽子や日傘を使用することで頭皮を保護しましょう。
頭皮のケアは日々の生活で改善できることがたくさんあります!
乾燥や痒み、抜け毛に悩まれている方、一度試してみてください^^